◆毛布一枚のぬくもり◆ [センター収容犬たち]
3月1日(火)
今日は、冬に戻ったかのような冷雨。
昨日、諸用がありセンターへ行きました。
先月溢れていた収容犬達の面々が変わっていました。
中々行き先(保護団体含)が決まらない高齢犬と大型犬。
我が家にも中・大型の高齢犬が3頭いますから、
この2頭(下画像)の先行き、温かい家族とめぐり合う為に、
超えなければならないハードルが超高い!ということがわかりすぎる。
http://www.wanwan.org/03owner/shipponet.html
にて譲渡犬紹介『しっぽネット』掲載。
里親サポート付き譲渡システム「SHIPPO NET」(しっぽネット)です。
ドッグカウンセラーさんがボランティアでアフターフォローしてくださいます。
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以下、「しっぽの気持ち」毎日JP記事内下記より抜粋しました。
http://mainichi.jp/life/housing/sippo/
愛する人を失ったとき=渡辺眞子
我が家のクータは不衛生なペットショップ出身で、引き取ってから延々と胃腸の具合が安定せず、皮膚病にも悩まされた。子犬時代に長く患ったものだから家では必要以上に大切にされ、健康を取り戻した頃には立派なわがままに育っていた。
彼は家族をよく観察し、最も思い通りになるのは母であると早々に見抜いた。母も「困った」と言いながら実は困っておらず、催促されるままおやつを与え、散歩に出かけ、大いに甘やかした。クータは正真正銘、母の犬だ。
母が旅行に出かけた日は、彼女のベッドで丸くなっている。誰が呼びかけてもふてくされた様子で顔すら上げない。眠ったふりをしながらも、全神経を一心に玄関へと向けていた。大好きな人が帰宅したとき、それは彼にとってこの世で最上の出来事が起きた瞬間だ。1人と1匹の数日ぶりの再会は、毎回がお祭り騒ぎだった。
クータの生活は、昨年末に母が倒れた日から一変した。毎日、長時間の留守番に耐え、母の不在に耐えねばならなかった。母が病室で着ていた寝間着を見せると、ひとしきり熱心に匂いを嗅いだあとベッドに運んで顔をうずめた。その姿は幼い子どもが声を殺して泣いているみたいで、私をひどくせつない気持ちにさせた。
母は意識が戻らないまま、19日目の未明に旅立った。自宅に戻った母にクータを会わせると、なぜか身をよじっていやがった。「絶対に認めない」と言うように。それから丸2日間、次々に届けられる白い花と途切れることなく訪れる弔問客への応対に私は追われ、クータはおざなりにされた。
母が家で過ごす最後の日、真夜中のことだ。気配にふと目覚めると、ろうそくの薄明かりの中にクータがいた。母の枕元で、ただじっと座っていた。納骨を済ませた今も、彼の注意は静かな玄関に注がれ続けている。
ペットロスという言葉がある。愛するペットを亡くした疼(うず)きを私も知っている。でも愛する人を失った動物だって悲しみに打ちひしがれるのだ。最愛の相手がいない世界に直面する彼らへの配慮を置き去りにしてはならない。
寂しくなるけれど、一緒にがんばろう、クータ。愛されただけ幸せになれ。(作家)
毎日新聞 2011年2月15日 東京朝刊
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もう一頭高齢?大型犬が犬舎の中から、
ボクを見て!
ボクのところに来て!
と呼んでいます。
体中のアチコチにイボができちゃって諦め、捨てられたこ?
こんなに歳を感じさせないほど陽気で懐っこいラブくん。
このラブくんも体中何処を触っても嫌がらず、
撫でると、嬉しい嬉しいと笑っていました。
ドクターが雨の中お散歩して帰った来ました。
ラブくんは、お外でしか排泄しないそうです。
こんなに優しい眼差しを向けているラブくん。
何年も?そうやって、しっぽをフリフリしてきたのに!
ドクターや職員さんたちが愛情を注いでくださっているのですね。
ここからは、私の独り言。
人に愛されてこそ動物の幸せがある。。。
人の都合に合わせた(?)適正譲渡でなければ動物は幸せになれないの?
楽しく犬と暮らしたいと思う人々が、命の最期を看取る責任の重さに気づいてくれなければ、
ノー・キルはありえない。。。
今日は、冬に戻ったかのような冷雨。
昨日、諸用がありセンターへ行きました。
先月溢れていた収容犬達の面々が変わっていました。
中々行き先(保護団体含)が決まらない高齢犬と大型犬。
我が家にも中・大型の高齢犬が3頭いますから、
この2頭(下画像)の先行き、温かい家族とめぐり合う為に、
超えなければならないハードルが超高い!ということがわかりすぎる。
http://www.wanwan.org/03owner/shipponet.html
にて譲渡犬紹介『しっぽネット』掲載。
里親サポート付き譲渡システム「SHIPPO NET」(しっぽネット)です。
ドッグカウンセラーさんがボランティアでアフターフォローしてくださいます。
(2階会議室サークルにて人が来ると寄ってくる老柴犬)
(一階犬舎にて、職員さんと私を見るや駆け寄ってきました。)
(犬舎の2重扉の中に入り撫でると喜び、何処を触っても嫌がりません。)
(白内障はありますが生活に支障なく、とても大人しい柴犬ちゃん)
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以下、「しっぽの気持ち」毎日JP記事内下記より抜粋しました。
http://mainichi.jp/life/housing/sippo/
愛する人を失ったとき=渡辺眞子
我が家のクータは不衛生なペットショップ出身で、引き取ってから延々と胃腸の具合が安定せず、皮膚病にも悩まされた。子犬時代に長く患ったものだから家では必要以上に大切にされ、健康を取り戻した頃には立派なわがままに育っていた。
彼は家族をよく観察し、最も思い通りになるのは母であると早々に見抜いた。母も「困った」と言いながら実は困っておらず、催促されるままおやつを与え、散歩に出かけ、大いに甘やかした。クータは正真正銘、母の犬だ。
母が旅行に出かけた日は、彼女のベッドで丸くなっている。誰が呼びかけてもふてくされた様子で顔すら上げない。眠ったふりをしながらも、全神経を一心に玄関へと向けていた。大好きな人が帰宅したとき、それは彼にとってこの世で最上の出来事が起きた瞬間だ。1人と1匹の数日ぶりの再会は、毎回がお祭り騒ぎだった。
クータの生活は、昨年末に母が倒れた日から一変した。毎日、長時間の留守番に耐え、母の不在に耐えねばならなかった。母が病室で着ていた寝間着を見せると、ひとしきり熱心に匂いを嗅いだあとベッドに運んで顔をうずめた。その姿は幼い子どもが声を殺して泣いているみたいで、私をひどくせつない気持ちにさせた。
母は意識が戻らないまま、19日目の未明に旅立った。自宅に戻った母にクータを会わせると、なぜか身をよじっていやがった。「絶対に認めない」と言うように。それから丸2日間、次々に届けられる白い花と途切れることなく訪れる弔問客への応対に私は追われ、クータはおざなりにされた。
母が家で過ごす最後の日、真夜中のことだ。気配にふと目覚めると、ろうそくの薄明かりの中にクータがいた。母の枕元で、ただじっと座っていた。納骨を済ませた今も、彼の注意は静かな玄関に注がれ続けている。
ペットロスという言葉がある。愛するペットを亡くした疼(うず)きを私も知っている。でも愛する人を失った動物だって悲しみに打ちひしがれるのだ。最愛の相手がいない世界に直面する彼らへの配慮を置き去りにしてはならない。
寂しくなるけれど、一緒にがんばろう、クータ。愛されただけ幸せになれ。(作家)
毎日新聞 2011年2月15日 東京朝刊
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もう一頭高齢?大型犬が犬舎の中から、
ボクを見て!
ボクのところに来て!
と呼んでいます。
体中のアチコチにイボができちゃって諦め、捨てられたこ?
こんなに歳を感じさせないほど陽気で懐っこいラブくん。
このラブくんも体中何処を触っても嫌がらず、
撫でると、嬉しい嬉しいと笑っていました。
ドクターが雨の中お散歩して帰った来ました。
ラブくんは、お外でしか排泄しないそうです。
こんなに優しい眼差しを向けているラブくん。
何年も?そうやって、しっぽをフリフリしてきたのに!
ドクターや職員さんたちが愛情を注いでくださっているのですね。
(ねえ、どうして?・・・)
(君たちの最期がココなの?)
ここからは、私の独り言。
人に愛されてこそ動物の幸せがある。。。
人の都合に合わせた(?)適正譲渡でなければ動物は幸せになれないの?
楽しく犬と暮らしたいと思う人々が、命の最期を看取る責任の重さに気づいてくれなければ、
ノー・キルはありえない。。。
文章も下手で、言葉も見つかりませんがクータの気持ちがすごくわかります。
大切な人(犬)を失う悲しみはみんな同じです。
クータが元気を取り戻す日を待っています。
ここに収容されている子たちはどうなるのだろう・・・・
私には引き取ることが出来ないけど、何か出来ることあると思う。
by メグちゃん (2011-03-02 12:26)
本当に・・・なんでここにいるの?と思ってしまいます。
穏やかなコなのに。。。
日本っていろんな意味でワンニャンにとっては、まだまだツライ国ですね。
by テォテォ (2011-03-02 12:34)
qoomamaさん!
私も「何で~」「どうして~」の繰り返しです。
この世に生きている全ての生き物が
平和で幸せあれ・・・・としか言いようがありません(~~
by makkun (2011-03-02 14:49)
ただただ・・・・悔しい思いでいっぱいです。
by marie (2011-03-02 17:12)
コメ・niceありがとうございました!
同じワンコと暮らしてる人間として切なく悲しいです。
私も3匹とお別れしましたが、それぞれの子が命と引き換えに私に教えてくれた事がたくさんあります。
なぜこんな可愛い子達を放棄できるのか私には理解出来ないです・・・
救ってあげたいと思っても現状今の子で手いっぱいで、収容犬の子をなんの手助けも出来ない・・・
どうか良い飼い主様と出会える事を祈るばかりです
by しんりゅう (2011-03-02 23:34)
はじめまして
ご訪問ありがとうございました
本当に・・・君たちの最期が何故ココなの。どうして。。。と、
悲し過ぎる現実に胸がつまります。
より多くの人に生きる者すべての
命の尊さ・責任の重さが伝わって欲しいですね。
by み〜♪ (2011-03-02 23:49)
はじめまして。見て涙が出ちゃいました(T_T)
同じ犬を飼っている物として信じられないです!!
優しい飼い主さんに巡り合えると良いです♪
by kazumin (2011-03-03 00:37)
メグちゃんさんへ~♪
テォテォさんへ~♪
makkunさんへ~♪
marieさんへ~♪
しんりゅうさんへ~♪
み〜♪さんへ~♪
kazuminさんへ~♪
ご訪問・nice!&コメントくださった方々へ。。
暗い記事を読んでくださり、ありがとうございます。
センターの職員さん方も頑張っておられるので、
背中が押される思いで記事にしました。
ブログを書いていらっしゃる愛犬家の皆様には、
本当に辛い思いをさせてしまってスミマセン。
私も出来ることが限られてしまっていて、断腸の思いですが、
少しでも、センターにいる子達の足跡を残したくてUP!しています。
私もできることなら・・・という思いでいっぱいです。
これからも、不定期で記事にすることがあると思いますが、
どうぞ宜しくお願いいたします!m(u u)m
by qoomama (2011-03-03 02:27)
どうして犬猫を捨てるのだろう、幾ら事情があるにせよ、捨てるのだけはやめてほしいです。
by mamii (2011-03-03 12:09)
qoomamaさん
初めまして(^^)
人間の都合で飼ってポイなんて絶対に許されない事ですよね(悲)
人間は自分1人で生活できても犬は出来ないのに・・・
そんな人間に飼われた犬は本当に可哀想(/_;)
by 元気ママ (2011-03-03 16:36)
mamiiさんへ~♪
ホントにそうですね。
今度は優しいご家族とめぐり会えることを祈っています。
元気ママさんへ~♪
初めまして。
お忙しいところコメントありがとうございました。
何かの事情かもしれませんが、
愛護法では犯罪なのに。
捨てる前になにか方法があるはずだと強く思います。
by qoomama (2011-03-03 17:33)
出来るか出来ないかはその人それぞれだけど 捨てるくらいなら 飼い主の手の中で楽にしてあげて欲しい
こんな寂しい場所で 孤独で 愛する手を待ちわびて 旅立つくらいなら
愛されていた飼い主の腕の中で 静かに旅出させてあげたい
子犬は可愛い 何しても可愛い その可愛いをそのまま繋げれば 老犬ほど愛おしい存在はないというのに。
最後を看取る勇気がない人間は 動物を家族として迎え入れる資格はない
by 桜♪ (2011-03-03 17:35)
桜♪さんへ~♪
ありがとう! 私も同感です!!!(涙)
by qoomama (2011-03-03 17:52)
クータ君の話はとても切なかったですが、これだけ愛され、
愛する相手がいたワンコは幸せだったと思います。
動物の純粋な心がわからない人が何と多いことか!
一番情けない動物は人間かもしれません。
by Michy (2011-03-04 23:49)
Michyさんへ~♪
本当に流行やファッションで動物を飼わないでいただきたいと思います。
我が家が里親になったクーちゃんは繁殖場でヒモジイ思いをしながら、
5年間狭いケージの中にいました。
レスキューされた時は、外の風にあたるだけでブルブル震えていたそうです。
疾病もあり、保護主様が治療してくださいました。
5才くらいで白内障も発症していて、今も食べることが一番のクーちゃんです。
私たちの糧になってくれる動物たちやペットと呼ばれる動物たちに、
手を合わせる心を忘れずにいたいと思います。
by qoomama (2011-03-05 04:03)
悲しい・・・
by ときこく (2011-03-05 09:56)
なんで。。
どうして。。
もう少しでいいから、皆さんにも犬の気持ちを
考えてほしいものです。。。
by むぎとあずき (2011-03-05 20:41)
ときこくさんへ~♪
むぎとあずきさんへ~♪
ご訪問・nice!・コメントありがとうございます。
悲しくて、辛い思いをさせてしまってスミマセン。
センターの職員さんがたも頑張っておられます^^
時間はかかるかも知れませんが
きっと良い飼い主さんに巡り逢える事を願っています。
by qoomama (2011-03-05 23:01)